人事戦略の中でも最後の戦略になる処遇戦略。これは戦略という位置
づけよりも、法律をクリアしたり、社員の不満にならない程度でしか考慮
されないケースが多いようです。
優秀な社員が多い企業は逆に積極的に戦略的に検討するケースが多い
のです。
なぜなら、企業の経費の中でも原材料費以外で人件費がもっとも高い
経費の企業が多いからであり、その経費を支払う「ヒト」のやる気にも大きく
影響するからです。
処遇には大きく、「昇進・昇格」「給与」「賞与」「退職金」などに分類して
考えます。昇進・昇格が給与などに反映されることを考えると、このすべ
てが「カネ」と切っても切り離せない存在になっています。
この4つの処遇を経営ビジョンや事業領域、キャリアビジョンとリンクさ
せて検討していく必要があります。
そして、処遇戦略の設定の際のポイントは
「何をすれば、どうなる」
成果主義であれば、社員は成果を上げることで、処遇を与えられると
考えるでしょう!
能力主義であれば、社員は自分の能力を上げることが、自分の処遇
をあげれることだと考えるでしょう!
役割主義であれば、自分の役割を完全に遂行することが自分の処遇
をあげることと知るでしょう!
会社全体が「何をすれば」をしっかり明示することは不可欠。
その上で、「どうなる」のかをしっかりとシステムを構築したいものです。
Q&A 「ノートに回答を書いてみよう! 回答し続けるとこのノートが
経営の虎の巻に必ずなります」
Q:あなたの会社では、何をすればまたはどのような成果をあ
げれば昇進したり、昇格したりするか知っていますか。
わかる範囲で昇格・昇進基準を述べなさい。
A:
Q:あなたは、何をすれば、給与や賞与が上がったりするか
知っていますか。その内容をわかる範囲で述べなさい。
A:
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