2008年11月28日金曜日

人事戦略:人材処遇戦略

人事戦略の中でも最後の戦略になる処遇戦略。これは戦略という位置
づけよりも、法律をクリアしたり、社員の不満にならない程度でしか考慮
されないケースが多いようです。

優秀な社員が多い企業は逆に積極的に戦略的に検討するケースが多い
のです。

 なぜなら、企業の経費の中でも原材料費以外で人件費がもっとも高い
経費の企業が多いからであり、その経費を支払う「ヒト」のやる気にも大きく
影響するからです。

 処遇には大きく、「昇進・昇格」「給与」「賞与」「退職金」などに分類して
考えます。昇進・昇格が給与などに反映されることを考えると、このすべ
てが「カネ」と切っても切り離せない存在になっています。

 この4つの処遇を経営ビジョンや事業領域、キャリアビジョンとリンクさ
せて検討していく必要があります。

そして、処遇戦略の設定の際のポイントは

         「何をすれば、どうなる」


成果主義であれば、社員は成果を上げることで、処遇を与えられると
考えるでしょう!

能力主義であれば、社員は自分の能力を上げることが、自分の処遇
をあげれることだと考えるでしょう!

役割主義であれば、自分の役割を完全に遂行することが自分の処遇
をあげることと知るでしょう!

会社全体が「何をすれば」をしっかり明示することは不可欠。
その上で、「どうなる」のかをしっかりとシステムを構築したいものです。




Q&A 「ノートに回答を書いてみよう! 回答し続けるとこのノートが
     経営の虎の巻に必ずなります」


Q:あなたの会社では、何をすればまたはどのような成果をあ 
 げれば昇進したり、昇格したりするか知っていますか。
 わかる範囲で昇格・昇進基準を述べなさい。

A:


Q:あなたは、何をすれば、給与や賞与が上がったりするか 
  知っていますか。その内容をわかる範囲で述べなさい。

A:

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