保育園の幼児クラスの子供2人にパズルを渡して遊んでもらいました。
両方ともポケットモンスターのパズルです。ひとつはピカチュー一匹のも
ので、もうひとつはピカチューと仲間たち数匹が描かれたものでした。両
方のパズルは100ピース程でした。
しばらく観察していると、ピカチュー一匹のパズルにトライした幼児が大き
な声で「できた」と叫びました。もう一方のパズルをしていた男の子はその
声を聞き、なおさらあせったのかなかなか完成しませんでした。
最後は放り投げるようにあきらめてしまいました。
幼児二人に聞きました。
「なぜ、これは完成して、そちらは完成しなかったのかな?」
「だって、ピカチューがどんなのかわかっているけど、そっちのほうはどんな
仲間が入っているのかがまったくわからないもん」
その幼児の回答を聞いて、思わずうなってしまった。
なぜならば、その幼児はビジョンの原則をさらりと言いのけてしまったから
でした。
経営ビジョンというものは、ビジョンを達成しようとする実践者がビジョンの
完成図をすでに知っている、またはイメージができていることが重要だと
いうことです。
ある企業で、経営幹部が集まって経営ビジョンの再確認を行っていまし
た。社長が、幹部に向かって「みんな経営ビジョンを絵に描いてみてくれ」
といいました。それを聞いた私は、おそらく書けないだろうと思っていました。
驚いたことに、幹部全員が抵抗なく書き出したこと。全員が絵を書き終え
たこと。普段こういうことをやると、ほとんどの幹部が鉛筆と用紙を前に腕
組みをして筆が進まないことが多いのです。
もっとも驚いたことは、描かれた絵の内容が全員同じだったことです。
これには、さすがにびっくりしました。この会社の経営幹部は経営ビジョンの
イメージを完全に共有している状態だったのです。
これだけできていれば、正しい戦略立案とマネジメントができればかなり
の確率で経営ビジョンに到達できるものと思われました。
ぜひ、みなさんの会社で、経営ビジョンのビジュアライズをしてみてください。
あなたの右腕・左腕となる経営幹部の描かれた絵と照らし合わせながら
「ノミニケーション」しましょう。
Q&A 「ノートに回答を書いてみよう! 回答し続けるとこのノートが
経営の虎の巻に必ずなります」
Q:あなたの会社の経営ビジョンはわかりやすいでしょうか?
A:
☆経営ビジョンは経営幹部と共有できていますか?
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