2008年10月17日金曜日

経営理念事例2

後継経営者の方と以前、経営理念の策定のお手伝いをしました。
その経営者と最初に面談したときに、何も指導せずに、思うとおりに
経営理念を策定して見て下さいと言って、1ヶ月後再訪問したました。

いきなり、経営者に言わせて頂きました。

「経営理念を私に2時間話し続けて下さい」

その言葉を聞いた経営者は、目が点になっていたことを今も忘れ
ません。

その経営者は、そういう表情をしつつもこの1ヶ月間で策定した経
営理念を話し始めました。話し終えたのは3分後でした。2時間話
し続けて下さいとあらためて言わせて頂きました。その経営者の顔
にあぶら汗が流れ始めていました。

再度トライしましたが、やはり3分で経営理念を話し終えたのでした。
経営者の顔に敗北感と怒りがわき上がるのが見えました。

そこで、お話させていただきました。
「本物の経営理念を持つ、経営者は2時間どころか、1日中話し続
けられますよ!」  と・・・・・

経営理念とは、以前述べたように経営者の価値観から策定され
たものでなければ、本物の理念にはならないのです。

そして、たとえ経営者の価値観をベースに経営理念を策定しても、
本当に本物にしていくには、途方もないパワーと時間がかかるもの
なのです。

つまり社員の方々に認知させ、理解させ、納得させて、理念行動
をとってもらうからです。


Q:あなたの会社の経営理念は?
A:?


Q:あなたの会社の経営者は経営理念を語っていますか?
A:?

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