2008年10月15日水曜日

経営者と価値観

創業者が誰か考えるってことは普段の業務の中で、あまりないと
思います。

しかし、その創業者がいなければ、自分の今の仕事はないことに
なります。自分の仕事のルーツを知るためにも創業者を知ると言
うことは有意義なことだと思います。

創業者の価値観、考え方が現在の我が社の法人としての価値観になって
いるだろうか?

「ちょっと待って!」    という声が聞こえそうです。

「法人の価値観って何?」 という疑問の声です。

個人の価値観は、その個人が生きてきた環境の中で培った事の
考え方ということで理解できますが、法人の価値観って、法人が生
きてきた環境の中で培った事の考え方ということになるのでしょうか?

その通りです。これのわかりやすい例としては、伝統のある創業
100年、300年という企業を例に挙げるとわかりやすいと思います。

 経営者は歴代何人もが経営トップとなり法人を消滅させることなく、
営々と継続してきました。経営者自身の価値観を考えると、例えば、
20人の歴代経営者がいたとすると20通りの価値観があったはず
ですが、その伝統企業の価値観は創業以来変化していないという
ケースがあります。これはまさしく、法人にも価値観が形成されてい
る証拠といってもいいのかもしれません。

実際には、法人の価値観というのが、社是や経営理念という言葉
に変化しているのだろうと思います。

そこで、我が社には、社是、または経営理念と呼ばれるものが存在
しているでしょうか?

仮にあったとしても、経営者が将来何代も入れ替わっても、変わり得ない
ものと言えるでしょうか?

経営理念とは、まさしく経営者や創業者の価値観をベースにできあがって
いることがほとんどです。そうでなくては、経営者自らが、経営理念に魂を吹
き込むことがむずかしいことだろうと思います。

真の経営者を目指すあなたは、経営者自らが経営理念に魂を吹き込み、全
ての経営活動の意志決定の基準になっていることを理解せねばならない
のだと思います。


Q&A 「ノートに回答を書いてみよう! 回答し続けるとこのノートが
     経営の虎の巻に必ずなります」


Q:創業者の価値観=法人の価値観となっているでしょうか?
  また、法人の価値観の内容をノートに書き留めてみよう!
  

A:

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