2008年10月31日金曜日

キャリアビジョンを考えよう

経営理念があれば、経営ビジョンの必要性があることは述べてきましたが、
キャリアビジョンという言葉をご存じでしょうか?

 キャリアを「仕事」と考えれば、「仕事の将来ビジョン」ということになり
ます。

「自分は5年後までに建築士の資格を生かして高層マンションの設計責任者
 になりたい」

「100人の新入社員の前でビジネスマナーの研修ができるよになりたい」等

 キャリアビジョンを保有するのは、当然社員です。その社員がキャリア
ビジョンを決めるのが道理ですが、ここではそのように解しません。キャリ
アビジョンは企業側がいくつも設定し、そのキャリアビジョンを選択し決定
するのが社員だと考えます。

 なぜキャリアビジョンを企業側が設定しなければならないのでしょうか?
なぜならば、そのキャリアビジョンに到達する社員が増えれば増えるほど企
業の経営ビジョンに近づけるようにするためだからです。

 もし、社員一人ひとりがかって気ままにキャリアビジョンを設定すると、
キャリアビジョンに到達する社員が多数出ても経営ビジョン達成ということ
にはならないからです。

 キャリアビジョンは経営トップや経営幹部がしっかり自社の経営ビジョン
を見据えて設定すべきであることを真の経営者を目指す人たちはしっかり認識
しましょう!


Q&A 「ノートに回答を書いてみよう! 回答し続けるとこのノートが
     経営の虎の巻に必ずなります」

Q:あなたは、キャリアビジョンを持っていますか?それはどのようなキャリア
  ビジョンですか?

A:

☆あなたの会社はキャリアビジョンを描けてますか?

2008年10月30日木曜日

経営ビジョンの共有

経営ビジョンは絵に描けることが重要であることを述べましたが、皆様に
おかれましては、いかがでしょうか?

先日、幼稚園でビジョン作りをしていたら、園長が『子供が、天使のように
羽をつけて、地球の上を飛び回っている』イメ-ジをされていて、その様子を
お話いただきました。

私はすぐにイメ-ジを描くことができました。その瞬間、私と園長の間に何か
通じ合うものができたように感じたのでした。園長が絵が描けないと言われる
ので、代わりに描いたところ、その絵を見た園長は、たいへん感銘されました。

おそらくその絵が園長のイメージどおりだったからなのでしょう。それ以来、
園長との距離が非常に近くに感じるようになったのです。

経営者のみなさんは、必ずや社員とイメ-ジを合わせてください。
社員との距離がぐっと縮まるはずです。
じっくり膝をつき合わせて社員と語り合ってみてはいかがでしょうか?


Q&A 「ノートに回答を書いてみよう! 回答し続けるとこのノートが
     経営の虎の巻に必ずなります」

Q:あなたの会社の経営ビジョンを社員の方々はイメージ共有できている
  ようですか?

A:

☆経営ビジョンは経営幹部と共有できていますか11月生スタート!

2008年10月29日水曜日

経営ビジョンはビジョアライズ!

保育園の幼児クラスの子供2人にパズルを渡して遊んでもらいました。
両方ともポケットモンスターのパズルです。ひとつはピカチュー一匹のも
ので、もうひとつはピカチューと仲間たち数匹が描かれたものでした。両
方のパズルは100ピース程でした。

しばらく観察していると、ピカチュー一匹のパズルにトライした幼児が大き
な声で「できた」と叫びました。もう一方のパズルをしていた男の子はその
声を聞き、なおさらあせったのかなかなか完成しませんでした。
最後は放り投げるようにあきらめてしまいました。

 幼児二人に聞きました。
「なぜ、これは完成して、そちらは完成しなかったのかな?」
「だって、ピカチューがどんなのかわかっているけど、そっちのほうはどんな
仲間が入っているのかがまったくわからないもん」
その幼児の回答を聞いて、思わずうなってしまった。
なぜならば、その幼児はビジョンの原則をさらりと言いのけてしまったから
でした。

経営ビジョンというものは、ビジョンを達成しようとする実践者がビジョンの
完成図をすでに知っている、またはイメージができていることが重要だと
いうことです。

 ある企業で、経営幹部が集まって経営ビジョンの再確認を行っていまし
た。社長が、幹部に向かって「みんな経営ビジョンを絵に描いてみてくれ」
といいました。それを聞いた私は、おそらく書けないだろうと思っていました。

 驚いたことに、幹部全員が抵抗なく書き出したこと。全員が絵を書き終え
たこと。普段こういうことをやると、ほとんどの幹部が鉛筆と用紙を前に腕
組みをして筆が進まないことが多いのです。

 もっとも驚いたことは、描かれた絵の内容が全員同じだったことです。
これには、さすがにびっくりしました。この会社の経営幹部は経営ビジョンの
イメージを完全に共有している状態だったのです。

 これだけできていれば、正しい戦略立案とマネジメントができればかなり
の確率で経営ビジョンに到達できるものと思われました。

 ぜひ、みなさんの会社で、経営ビジョンのビジュアライズをしてみてください。
あなたの右腕・左腕となる経営幹部の描かれた絵と照らし合わせながら
「ノミニケーション」しましょう。


Q&A 「ノートに回答を書いてみよう! 回答し続けるとこのノートが
     経営の虎の巻に必ずなります」

Q:あなたの会社の経営ビジョンはわかりやすいでしょうか?

A:

☆経営ビジョンは経営幹部と共有できていますか?

2008年10月28日火曜日

経営ビジョンは誰がつくる?

経営理念が実践され続ければ、到達する状態が経営ビジョンであるとお
伝えしましたが、経営ビジョンを先に伝えられて、経営理念を実践するのと、
経営ビジョンを知らされずに、経営理念を実践するのとどのような違いが
産まれるでしょうか?

 まさしく、マラソンランナーに何キロ先がゴールかを知らせずにレースを行
うかのごとくですね。ランナーつまり実践者にとっての「やる気」や「モチベ
ーション」というのは、ゴールをしっかり認識することで起こるものです。
そのゴールが経営ビジョンと言われるものです。

 では、この経営ビジョンは誰が創るのでしょうか?
当然、組織のトップが創るのです。日本国であれば総理大臣が日本のビジョン
を示すべきなのです。

 法人であれば、法人のトップである代表取締役つまり経営者が経営ビジョン
を創るのです。この経営ビジョンは単なる夢ではありません。かならず実現す
るのだという強い意志と経営ビジョンを共有する社員を「ワクワク」させ
るものでなければなりません。

経営者のやりたいこと=経営ビジョン=社員がワクワク


Q&A 「ノートに回答を書いてみよう! 回答し続けるとこのノートが
     経営の虎の巻に必ずなります」

Q:あなたの自身の自社の経営ビジョンを聞いていつもワクワクしますか?

A:


☆経営者の方々!やりたいことが経営ビジョンになっていますか?

2008年10月27日月曜日

経営ビジョンって何?

経営ビジョンって何だろう?経営理念と何が違うのでしょうか?
経営社員を目指す人なら当然の疑問だと思います。

ビジョンと理念の違いは? 理念が「考え方」とすると、

 ビジョンは「なりたい姿・なりたい状態」

                  と言っていいでしょう。

「将来どのような姿になりたいの?」

「何年後にはどのような状態になっていたいの?」

 そう考えると、人生ビジョンとは、「人生のなりたい状態」。

たとえば、夫婦のビジョンとは、
    「夫婦においてのなりたい状態」と言えるでしょう。

経営ビジョンは、

    「この会社の将来の状態」と言うことになります。

経営社員は、経営ビジョンを知りたいという欲求が非常に強いものです。

 もし、会社に経営ビジョンというものがなければ、直接経営トップに
勇気を持って尋ねよう!


「わが社のビジョンは何ですか?」
「社長のビジョンは何ですか?」


経営ビジョンを持とう!


Q&A 「ノートに回答を書いてみよう! 回答し続けるとこのノートが
     経営の虎の巻に必ずなります」

Q:わが社の経営ビジョンを語ってみましょう!

A:

2008年10月25日土曜日

経営理念浸透4

経営理念の浸透レベルの最後のステップが「共感」レベルです。この共感
レベルに達する人たちは、認知レベルが100人いれば、2~3人とも言われ
ています。そのぐらい生半可に到達するレベルではないのです。

 なぜなら、共感レベルの人は、経営理念を自分のものにしており、関わる人
たちにこの経営理念を伝えようとし、自らこの経営理念を実践している人なの
です。

 経営理念が共感レベルの人たちにとっては、自分の価値観とイコールな状態にな
っているのです。

         自分の価値観 = 経営理念

 上記のような関係になっていれば、「理解」「納得」というレベルを通り越し
て、いきなり「共感」レベルに入ってしまうのです。

 では、「自分の価値観 = 経営理念」になっていない人は永遠に「共感」レ
ベルに入ることは不可能なのでしょうか?

 そうではありません。経営理念を納得する機会を増やし、自分の価値観をシフト
させることができれば十分可能なのです

 自分の価値観を自社の経営理念に合致するようにシフトできた者だけが入
れるレベルです。このレベルの人たちは、自社の経営理念の「伝道師」と呼ば
れる存在になるのです。伝道師は、経営理念を実践しつつも関わる人々に伝
え続けていける人のことを言うのです。


 経営理念に「共感」できる人は、究極の経営社員です。


Q&A 「ノートに回答を書いてみよう! 回答し続けるとこのノートが
     経営の虎の巻に必ずなります」

Q:あなたの会社には、経営理念の共感レベルは全体の何パーセントいますか?

A:

Q:共感レベルにいたらない社員の方々を共感レベルにさせる方法はどのように
  考えていますか?


A:

☆「共感」レベルに到達するための秘訣なら!
http://at1.tactnet.co.jp/wa/cgi-bin/attodetl.cgi?pn=rinen4seminar

☆理念経営は、共感社員を増加させる経営です!
http://at1.tactnet.co.jp/wa/cgi-bin/attodetl.cgi?pn=chukei_seminar2

2008年10月24日金曜日

経営理念浸透3

経営理念の浸透について検討していますが認知から理解までは
「理解」できましたか!理解できた経営社員の皆さんは経営理念の
実践行動はうまくできているでしょうか?

 あれ?行動していない! どうして理解したのに行動しないの?????

 実は、人間は様々なことを理解する能力を持ち合わせてはいま
すが、理解したからと言って即、行動を起こすわけではないのです。

 たとえば、保険のセールスマンが新しい保険をあなたに説明し
ました、あなたは保険に興味があったので真剣に話を聞きました。
そして充分理解しました。

さあ、あなたはセールスマンが差し出した契約書に押印するでし
ょうか?

 そう、かならずしも契約を結ぶとは限らないのです。なぜか?

 理解はしたけど、「納得」していないからです。

保険料の割には保険金が・・・・
特約条項が・・・
疾病の種類が・・・

などなど、理解は深まったがゆえに、納得いかない部分も明確に
なったからです。

 理解した瞬間に納得すれば、即、押印して契約を結ぶことにな
ると思いますが、ほとんどそうはいかない。

 そう考えると、人は「理解」しただけではまず、行動を起こさない
ということを肝に銘じなければなりません。

 そして、経営社員は、「理解」の次に「納得」という段階があることを
知らなければなりません。

「納得」をして人は行動、アクションを起こすのです。

 納得するためには、どんな方法があるのか。

1つは、納得するまで話し合う。
2つは、とにかくトライアル的に実践してみる。そして実感して納得する

 経営理念を納得するには、1の方法よりは、2の方法が効果的と
思われます。1の話し合うといっても経営経験が経営者よりも少な
い中で、話し合えるだけの材料を持ち合わせていないということも
あり、とにかく、理念的行動を実践してみて、納得できるかどうかを
判断することをお勧めします。

 そのときに、「理解」以上の何かを見出すことができるものと思わ
れます。

経営理念に納得してみませんか?


Q&A 「ノートに回答を書いてみよう! 回答し続けるとこのノートが
     経営の虎の巻に必ずなります」

Q:あなたの会社には、経営理念の納得レベルは全体の何パーセ
  ントいますか?

A:

Q:納得レベルにいたらない社員の方々を納得レベルにさせる方法
  はどのように考えていますか?


A:

☆経営理念の納得レベルに到達できずに悩んでい
るなら、学びにきませんか!
http://at1.tactnet.co.jp/wa/cgi-bin/attodetl.cgi?pn=rinen3seminar

☆理念経営を推進したいのなら、こちら!
http://at1.tactnet.co.jp/wa/cgi-bin/attodetl.cgi?pn=chukei_seminar2

2008年10月23日木曜日

経営理念浸透2

経営理念を浸透させる段階の一歩が認知であることは以前述べま
したが、次の段階は「理解」というレベルです。

 価値観や理念が言語化されているので、必ずその言葉には意味
があります。その意味を理解することがこの段階です。

 まさしく、創業者のことや経営理念を策定した経緯をしっかり聞き、
理解を深めることが不可欠になります。

 しかしながら、理解しただけではすぐ忘れてしまうのが人間です
(人間は忘却という能力?があるから生きていけるのでしょうが)

 様々な企業は、その忘却を最低限に抑えるために、定期的に理
解度をチェックしてます。

 たとえばある企業は抜き打ちテストを3ヶ月に1回必ず実施してい
ます。

このテストは、経営理念を書かすことから、創業日を尋ねてみたり
等毎回毎回工夫をして理解度を深めるようにしています。

 チェックを繰り返すと自然と暗記されていきます。理解の終着点
は、経営理念を完璧に暗記することです。経営社員を目指す人
たちは必ず経営理念を完璧に記憶してください。

 では、なぜ完璧に記憶しなければならないのでしょうか?

答えは簡単です。問題や緊急事態に遭遇した時にこそ経営理念が
必要だからです。問題に直面したり緊急事態に遭った時に経営理
念が頭に浮かばないと理念的行動は全く期待されないからです。

経営社員は経営理念を完璧に暗記しましょう!


Q&A 「ノートに回答を書いてみよう! 回答し続けるとこのノートが
     経営の虎の巻に必ずなります」

Q:あなたの会社には、経営理念の理解レベルは全体の何パーセン
  トいますか?

A:

Q:理解レベルにいたらない社員の方々を理解レベルにさせる方法
  はどのように考えていますか?

A:



☆暗記できない経営理念であれば見直しをしませんか?
http://at1.tactnet.co.jp/wa/cgi-bin/attodetl.cgi?pn=rinen2seminar

2008年10月20日月曜日

経営理念浸透1

経営理念を我々経営社員は、どのようにとらえなければならないの
でしょうか?

 経営理念が存在する企業を客観的に見ていて、経営理念が浸透
していると感じさせる組織とそうでない組織があります。

 浸透している組織は、社員一人一人の言葉から経営理念的言葉
が普通の会話の中にかいま見たり、理念を実践する努力が見受け
られます。

浸透していない組織は、上記の全く逆ということになります。

 そこで、浸透と一言で言ってもわかりづらいため浸透のレベルを
段階的に分けて考えてみると下記のようにあらわせます。

           第1段階 認知レベル
           第2段階 理解レベル
           第3段階 納得レベル
           第4段階 共感レベル

第4段階の共感レベルに多数の社員が属している組織ほど経営理
念が浸透しているというわけです。

今日は、第1段階の「認知」レベルを考えてみます。

認知するとは、字のごとく、「認め」「知る」ことでそのためには、経営
理念を知ることができる状態になっていることが最低の条件になります。

 経営理念が経営者の頭の中にあり、経営者自身に聞かなければ、
知ることができないとするならば、社員が認知レベルに到達すること
さえ危うい状態です。

 経営理念を言語化され、社員に知らしめる努力をして初めて、社
員全員が認知レベルに到達するものと考えられます。

・社内で、経営理念があちらこちらに張り出されている。
・会社概要を説明するためのパンフレットに経営理念が書かれて
いる。

・ホームページを見れば経営理念が書かれている。
・社員手帳の第1ページに経営理念が記されている等です。

 経営者は、1日中話し続けられる経営理念が構築できたからと
いって、喜んでいられません。

全社員に認知させる手段を様々な角度から実践しなければならな
いのです。

 また、経営社員を目指す我々は、経営理念の存在を明らか
にし、他の社員に認知させる手助けをしなければならないのです。


Q&A 「ノートに回答を書いてみよう! 回答し続けるとこのノートが
     経営の虎の巻に必ずなります」

Q:あなたの会社の社員さんの中で、認知レベルにも達していない
  人は全体の何パーセントいますか?

A:?


☆経営理念を自信持って認知させるのなら!
http://at1.tactnet.co.jp/wa/cgi-bin/attodetl.cgi?pn=rinen3seminar

2008年10月18日土曜日

経営理念事例3

経営理念を語る人は、1日中、話し続けることができると先日話をしまし
たが、それぐらいの思い、つまり「魂」が言葉に投入されているということです。

 先日お話をした後継経営者は、「魂」の言葉を見つけ出しました。

              「誇り」

                 という言葉です。

 この言葉は幼少の頃から先代経営者の後ろ姿を見て育ち、その父の後ろ
姿に常に「誇り」を感じ取っていたそうです。

 その魂となる言葉が「誇り」で、その後継経営者の価値観だったのです。


「私達は、誇りのある商品を作ることで、誇りの持てる人材となり、誇りの
 ある会社を目指します。」

 
 最終的に上記のような経営理念に決定しました。

後継経営者は、私の前で半日以上、経営理念を語り続けたのは言うまでも
ありません。

人間には、かならず価値観というものが存在します。

その価値観が組織の価値観として受け入れることができるものであれば、
その価値観を基に経営理念が必ず策定されるはずです。


☆「魂」を吹き込みませんか?あなたの会社の経営理念に!
http://at1.tactnet.co.jp/wa/cgi-bin/attodetl.cgi?pn=rinen1seminar

2008年10月17日金曜日

経営理念事例2

後継経営者の方と以前、経営理念の策定のお手伝いをしました。
その経営者と最初に面談したときに、何も指導せずに、思うとおりに
経営理念を策定して見て下さいと言って、1ヶ月後再訪問したました。

いきなり、経営者に言わせて頂きました。

「経営理念を私に2時間話し続けて下さい」

その言葉を聞いた経営者は、目が点になっていたことを今も忘れ
ません。

その経営者は、そういう表情をしつつもこの1ヶ月間で策定した経
営理念を話し始めました。話し終えたのは3分後でした。2時間話
し続けて下さいとあらためて言わせて頂きました。その経営者の顔
にあぶら汗が流れ始めていました。

再度トライしましたが、やはり3分で経営理念を話し終えたのでした。
経営者の顔に敗北感と怒りがわき上がるのが見えました。

そこで、お話させていただきました。
「本物の経営理念を持つ、経営者は2時間どころか、1日中話し続
けられますよ!」  と・・・・・

経営理念とは、以前述べたように経営者の価値観から策定され
たものでなければ、本物の理念にはならないのです。

そして、たとえ経営者の価値観をベースに経営理念を策定しても、
本当に本物にしていくには、途方もないパワーと時間がかかるもの
なのです。

つまり社員の方々に認知させ、理解させ、納得させて、理念行動
をとってもらうからです。


Q:あなたの会社の経営理念は?
A:?


Q:あなたの会社の経営者は経営理念を語っていますか?
A:?

2008年10月16日木曜日

経営理念事例1

前回、「経営理念と価値観」という話をさせていただきましたが、保
育園業界へ訪問したときの話をさせていただくと、たまたまその保
育園で保育園業界では高名な先生が理事であり、その方と偶然
お話しすることができました。

「保育業務の目的は何でしょうか?」 と高邁な質問をしました。
先生はやさしくかつ毅然とお答え頂いた。

「家庭養育の補完」

この言葉を聞いて、絶句してしまったのでした。。

今、保育園業界は、「モンスターペアレント」と称した親としての疑
問を持つような保護者が保育園に「家庭養育の代理」を求めだして
いる時代において、あらためて保育の理念を確認できた思いでした。

保育園は「家庭養育の補完」であることがスタートなのです。

この言葉から、園長と話し合いを行い、我が園の経営理念は「個々
のキラリをバックアップ」と決定しました。

園児、職員のキラリを見いだすことに我が園の目的としようと決まっ
たのでした。

園長は以前から園児も職員も「個性」だと言い続けていました。
つまり経営者の価値観として以前から培っていいたのでした。

そこで、「個性の尊重」が経営理念になったものなのです。

この園、この経営は理念が策定されてから、経営戦略立案がお
もしろいようにスムーズに設定できていったのでした。


☆魂を込めた経営理念を創りませんか?
http://at1.tactnet.co.jp/wa/cgi-bin/attodetl.cgi?pn=rinen2seminar

2008年10月15日水曜日

経営者と価値観

創業者が誰か考えるってことは普段の業務の中で、あまりないと
思います。

しかし、その創業者がいなければ、自分の今の仕事はないことに
なります。自分の仕事のルーツを知るためにも創業者を知ると言
うことは有意義なことだと思います。

創業者の価値観、考え方が現在の我が社の法人としての価値観になって
いるだろうか?

「ちょっと待って!」    という声が聞こえそうです。

「法人の価値観って何?」 という疑問の声です。

個人の価値観は、その個人が生きてきた環境の中で培った事の
考え方ということで理解できますが、法人の価値観って、法人が生
きてきた環境の中で培った事の考え方ということになるのでしょうか?

その通りです。これのわかりやすい例としては、伝統のある創業
100年、300年という企業を例に挙げるとわかりやすいと思います。

 経営者は歴代何人もが経営トップとなり法人を消滅させることなく、
営々と継続してきました。経営者自身の価値観を考えると、例えば、
20人の歴代経営者がいたとすると20通りの価値観があったはず
ですが、その伝統企業の価値観は創業以来変化していないという
ケースがあります。これはまさしく、法人にも価値観が形成されてい
る証拠といってもいいのかもしれません。

実際には、法人の価値観というのが、社是や経営理念という言葉
に変化しているのだろうと思います。

そこで、我が社には、社是、または経営理念と呼ばれるものが存在
しているでしょうか?

仮にあったとしても、経営者が将来何代も入れ替わっても、変わり得ない
ものと言えるでしょうか?

経営理念とは、まさしく経営者や創業者の価値観をベースにできあがって
いることがほとんどです。そうでなくては、経営者自らが、経営理念に魂を吹
き込むことがむずかしいことだろうと思います。

真の経営者を目指すあなたは、経営者自らが経営理念に魂を吹き込み、全
ての経営活動の意志決定の基準になっていることを理解せねばならない
のだと思います。


Q&A 「ノートに回答を書いてみよう! 回答し続けるとこのノートが
     経営の虎の巻に必ずなります」


Q:創業者の価値観=法人の価値観となっているでしょうか?
  また、法人の価値観の内容をノートに書き留めてみよう!
  

A:

2008年10月14日火曜日

創業者は誰?

経営者の価値観について考えてきましたが、もしあなたがまだ組織
にいるのであれば、我が社の「創業者」と言われる人の名前を言え
ますでしょうか?

(もちろん、あなたが起業したのであれば、あなたが創業者です。)

そして、その「創業者」がなぜ起業したのでしょうか?

経営社員を目指すのなら、ここにも興味を持って下さい。
なぜなら、今のあなたの仕事の起源は、そこにあるからです。


Q:創業時はどのような事業を行っていたのか?
A:


Q:その事業を始めた目的は何?
A:


創業者=経営者であれば、本人にインタビューすることも可能で
すが、すでに引退されていたり、ご存命でない場合は、先輩方から
情報を入手する方法しかないかも知れません。

なぜ、上記のようなことを知らなければならないのでしょうか?

我が社の経営理念や社是がいかにしてできたのかを知るきっかけ
になる可能性があるからです。


創業者を知ることで、今の事業や、今後の事業展開のヒントになりう
るのです。



Q&A 「ノートに回答を書いてみよう! 回答し続けるとこのノートが
     経営の虎の巻に必ずなります」


Q:あなたの会社の創業者は誰ですか?また、どのような思いや考えで
  会社を創業したのでしょうか?
  

A:

2008年10月13日月曜日

価値観とは

「今までの体験・経験を通して培ってきたものの見方や 考え方が
信念化したもの」

価値観というものを上記のように定義したならば、経営者であろうが、
経営社員であろうが、価値観というものは誰もが備わっていてもおか
しくないものだとお分かりのことだろう。

ところが、会社は何人ものスタッフを組織構成員として成り立っている
ためその組織のトップである経営者の価値観は社員に多大な影響を
与えるのです。

その経営者の価値観そのものが、会社の価値観として社員が認識
して活動することが最も望ましいのだが、問題が3つあります。

1,経営者の価値観が会社の価値観になっていない
2,経営者の価値観が不健全な価値観が中心になっている
3,社員が会社の価値観に従わない
等々

真の経営者を目指す我々としては、経営者の価値観が会社の価値
観であるならば、経営者の後ろ姿を見せることで会社の価値観を理
解させる必要があります。

しかし、経営者の価値観と会社の価値観が違うときに、我々は混乱
を招くことになる。この現象は、2代目以降の後継者が経営者に就
任したときに起こりやすい現象だ。

もし、あなたがまど組織の社員ならば、あなたの勤める会社のトップ
は、創業者ですか?

真の経営者を目指すのであれば、現在の経営者がどのような立場
の人間であるか知っておかなければならない。


Q&A 「ノートに回答を書いてみよう! 回答し続けるとこのノートが
     経営の虎の巻に必ずなります」


Q:あなたの会社の価値観は何ですか?あなたの会社の経営者の
価値観は何ですか?
  

A:

☆経営者の価値観を経営理念へ、そして組織に浸透
http://sites.google.com/site/withallweb/Home/zhong-qi-jing-ying-ji-hua-ce-ding-yan-xiu-jing-ying-li-nian-jin-tou

2008年10月12日日曜日

経営の定義

経営とは

「経営目的を達成するために、経営環境に適応しながら、自社の 
経営資源を最大限に効率的・効果的に活用すること」

と言った経営コンサルタントがいると伝えましたが、では、経営目
的とは何のでしょうか?

「金儲け」「利潤の追求」と言う言葉が脳裏をかすめますが、はたし
て、この言葉を経営の目的とした人たちのことを成功者と言えるの
でしょうか。

確かに、「経営」には「金」は付きものです。「金」がないと、労働の
対価さえも払えないのですから、「金儲け」という目的は間違ってい
ないようにも思います。しかし、「金儲け」が実現したら経営しなくて
もいいのでしょうか?

過去の著名な経営者は全員が金儲けを実現したはずです。にも
かかわらず、その後も経営を行っていることを考えれば著名な経
営者と言われる人の経営目的は「金儲け」ではなかったと言える
かも知れません。

そこにあるのは、経営者の人生哲学や価値観や理念やビジョン
という言葉です。これらが経営目的になっているようです。

では、価値観や哲学ってどこから生まれてくるものなのでしょうか?


Q&A 「ノートに回答を書いてみよう! 回答し続けるとこのノートが
     経営の虎の巻に必ずなります」

Q:「何の為に経営をしているのでしょうか」経営者に代わってどのよう
   に説明されますか?  
A:

☆経営について考えてみませんか?
http://at1.tactnet.co.jp/wa/cgi-bin/attodetl.cgi?pn=rinen1seminar

2008年10月10日金曜日

経営とは

経営とは、何だろう?
ある人は、経営の「経」はお経の「経」で、「お経を営む」ことが経営だという。お経とは何かというと、「幸せ」だという。その人は「経営」とは「幸せを営む」ことだという。


なるほど!
いままで、出会った経営者の中で最もわかりやすい説明でした。
ところが、経営コンサルタントが説明する「経営」とは「経営目的を達成するために、経営環境に適応しながら、自社の経営資源を最大限に効率的・効果的に活用すること」と言う。

私なりに、この二人の「経営」の定義を踏まえて、

「幸せを営む為に、経営目的を設定し、それを達成するために 様々な経営環境に適応しながら、自社の経営資源を効率的かつ 効果的に最大限に活用すること」

と定義しよう。

そして、真の経営者を目指すということは、上記「経営」の定義を理解し少しでも実践できる社員と考えたい。


Q&A 「ノートに回答を書いてみよう! 回答し続けるとこのノートが経営の虎の巻に必ずなります」

Q:あなたにとって「経営」の定義は? どのように説明されますか?  

A:

☆経営を考え未来のシナリオを描くなら!
http://at1.tactnet.co.jp/wa/cgi-bin/attodetl.cgi?pn=chukei_seminar2