2009年2月10日火曜日

焦点化の原則:NLP3

次に脳の3つの基本プログラムの2番目「焦点化の原則」について考察してみ
ましょう

焦点化の原則とは、意識は同時に2つ以上のことをとらえるのが
苦手であるというものです。

私達は五感を通して外界の世界から情報を受け取っていますが
焦点が当たっているものしか気づかない(見えない)

たとえば、目の前にゴミが落ちているのに、気づく人間と
気づかない人間がいるというようなケースがあります。
そんな部下や社員を見て首をかしげてしまった経験はありませんか?

焦点化の原則から分析するとそのようや社員は、焦点があっていな
いということになります。しかし、脳はそう単純でないようです。

まず、意識と無意識(潜在意識)の視点から見てみる必要があります。
意識はその名の通り、私達が気づいている自分です。それに対して
無意識(潜在意識)とは自分では気づいていないが、自分の中にある
大きな潜在的なパワーを秘めた部分です。意識と無意識(潜在意識)の
どちらがパワフルかというと、あらゆる能力開発の本に無意識パワーの
ほうが圧倒的であると書かれています。

コンピュータのOSにたとえると意識は、ウインドウズでいえば95、
いくつかのソフトを立ち上げるとすぐにフリーズ(動かなくなる)する。
意識もそういうもので、同時に2つのことをとらえられないのです。

無意識は、まさしくXPやVISTAと同じように、多数の同時処理が行えます。

同時処理できるが、なんせ無意識ですから我々には同時処理している
実感が少ないかと思います。

たとえば、癖とか習慣とか体が覚えているというのは、意識では違うことを
処理しているのに、体が勝手に動くとか、癖がでるとかといったことです。

今では法律で禁止されていますが、携帯電話をしながら車の運転を行う
といったことです。

一方、初心者マークをつけた運転手に携帯電話をしながら、運転をしなさ
いと言って運転させるとかなりの確立の高さで事故を起こすことが考えら
れます。

これは、意識で携帯電話と自動車の運転というふうに同時処理を行う
ことになるため、意識は同時処理が苦手で、意識が携帯電話の会話
内容に焦点化されると車の運転がおろそかになり事故を起こすということ
です。

ビジネスの世界においては、意識で仕事をしていることが多いわけですが、
潜在意識をも活用できることが社員のレベルをアップさせるのかもしれませ
んね。


Q&A


Q:最近、無意識のうちに行動していたことを思い出してください。。

A:

Q:上記で思い出した無意識の行動は、あなたにとってプラスになる
  行動でしょうか?それとも悪い癖?

A:

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