プログラムは体験が作る。われわれは日々体験を重ねて
いますが、すべてがプログラムされるわけではありません。
主に「安全・安心」を確保するためにプログラムができるのです
身を守るために「安全・安心」の欲求があり、その欲求を満たす
または危険を避けるための体験がプログラム化しやすいという
ことなのです。
今まで検討してきた「空白の原則」「焦点化の原則」「快・痛みの
原則」のような基本プログラムも「安全・安心」を確保するために
できています。そして、プログラムは体験によってできますが、
いったんプログラムができたら今度はそのプログラムに支配さ
れます。
これは、素晴らしいことと同時に、恐ろしいことでもありますね。
たとえば
3歳児の背の低い幼児が大人の肩から落ちるというのは、強烈
な体験です。そして本能(無意識)は二度とこんな恐怖を体験しまい
と、高い所を避けるプログラムを作るのです。このことにより、やはり
本能(無意識)は自分を守ろうとしているのです。
このことから理解すべきは、プログラムは二度と危険な目にあわな
いようにするための学習の成果だということです。
プログラムが作動しているか否かは、人間は意識で考えることと
無意識で考えることが異なる場合があることから理解を深めることが
できます。
たとえば、
幼い頃にできた高所恐怖症を持った人が成人し、高層ビルの安全な
窓から地面を見たとき、意識では絶対に落ちないとわかっていても
身体は自動反応で足がすくみ緊張するのです。
つまり
意識では安全だと思っていても、無意識のほうでは、以前にできた
プログラム通りに反応するのです。無意識の反応のほうが勝つ場合が
ほとんどです。
無意識部分にできたプログラムを変えることは大変であることが予想
されますが、このプログラムの書き換え作業は実際には可能なの
でしょうか?
そこで、NLPでは、プログラムを意図的に作る秘訣を紹介されています。
プログラムは
1,「インパクト(強い体験)」
2,「回数(繰り返し)」
2つの方法でできています。
1,は今まで見たように強烈な体験でプログラムが作られます。
2,は、たとえば、車の運転も最初は難しいと感じても、毎日運転
しているうちに運転以外のことを考えても反射的に手足が動くまでに上達できるのです
プログラムが作られるポイントをしっかり頭に叩き込んでおこう。
「継続は力なり」という名言は、科学的に証明されたわけです。
プログラムは回数(繰り返し)でできる。
繰り返し、繰り返し、繰り返し・・・・・・・
経営理念や健全な価値観は、繰り返し、繰り返し実践することで
プログラム化され、理解から納得そしてプログラムが完璧にできた
状態として「共感」という状態が生まれるのです。
Q&A
Q:あなたの中にあるプログラムとは?、と問われて思い当たるプログラム
は、何でしょうか?
A:
Q:そのプログラムはあなたにとって素晴らしいものでしょうか?それとも
書き換えたいプログラムでしょうか?
A:
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