「姉ちゃん。
ちんんちんは
一本で充分なんだよ。」
「姉ちゃんだけは 俺みたいにならないで」
「来世でも 姉ちゃんの側にいるから
俺は姉ちゃんから離れない」
「姉ちゃんの見える未来に 俺はいる?
俺だけの姿が見えないのは気のせい?」
「俺の目が黒いうちは
姉ちゃんに変な虫を寄せつかない
俺が見張っている。
俺がOK 出した男だったら許す。」
エピソード
私の目の前で
台所から
包丁を取り出し自ら自殺を図ろうとした善輝
「俺は生きている価値がない人間なんだ!!」
「生きる価値がない人間なんて
誰一人としていない
生きている 生きぬくことに意味があるんだ!!!!
どうしても死にたいのであれば
心を殺して死ねばいい!!!!
殺してみろよ!!!!
お前の全てを受け止めてやる!!!!
さぁこい!!!!」
善輝の持っていた包丁の刃を手で握りしめて
私自身の胸に突きつけ
私の手から滴る血が流れ落ちる姿を見た善輝
その場で包丁を落とし
身体が崩れ落ち 泣き崩れた
「ねぇちゃんには 一生勝てないや
俺にはねぇちゃんを殺すことはできない」
「馬鹿だな
こんなになるまで自分を押さえ込んで」
泣き崩れて泣き止むまで
ずっと善輝を抱きしめ
一緒に泣いた
その数年後
父が亡くなったことが
引き金となり
私がいない土地で
自ら命をたち首吊り自殺し命を絶った。
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